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一般向け/高校生向け楽しい化け学
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筆者の彼女が水疱瘡(みずぼうそう)に罹ったらしい。

この手の感染症は大人になってから罹るとしんどい。

残念ながら筆者は医者でも薬剤師でもないので無力。

「お大事に~」と言うことしかできない。


さて、水疱瘡はあの特有のマメみたいなのができるのが特徴ですが、そいつの処置にフェノールC6H6OHと酸化亜鉛ZnOの混ぜ物を塗ったりするらしいです。
 ※ 筆者は専門家ではないため、ここに書く医薬品の情報を使用の参考にすることはできません。

「フェノール・亜鉛華リニメント」という塗り薬らしいです。

皮膚そう痒症、汗疹、じん麻疹、小児ストロフルス、虫さされに対する鎮痛・鎮痒・収れん・消炎剤とのこと。


フェノールは古くは石炭酸と呼ばれ、殺菌・防腐作用を持ち明治時代はコレラの対策に用いられました。

が、フェノールは毒性があるため現在はあまり使われないようですが。


◎ フェノール C6H6OH

Jmolで描画



この「フェノール・亜鉛華リニメント」は塗るとまずフェノールの防腐、消毒、鎮痒作用と酸化亜鉛の収れん作用(縮む作用)の効果を発揮し、さらにしばらくして水分が蒸発すると添加されているトラガント(ある種の樹木から採れる物質)の薄膜が残って皮膚をコーティングして保護してくれるとのこと。

一口で二度おいしい、うまいこと作られた薬ですね。


◎ 参考

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