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一般向け/高校生向け楽しい化け学
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皆さん有難うございます・・・

このサイトを設立して1日半しか経ってない現在でなんと27人も来てくれています!

もっと内容があって、もっと読みやすいページ作りに精進いたします。


さてさて、ホームページといえば、友達のブログに

「俺んちでケミスが泥酔して○×△□・・・・」

っとプライベートな筆者の失態が書き込まれていました。

ぐぬぬぬ・・・恥ずかしい・・・

飲みすぎは禁物、あと未成年は飲むこともダメです!


しかし、お酒を飲みながらも化学のことを考えるのがワタクシの仕事です。

お酒には"アルコール"が入っていますが、これは一体なんでしょうか。

アルコールとはR-OH (Rはアルキル基)の構造を持つ物質の総称です。

例えば

名前化学式
メタノールCH3OH
エタノールCH3CH2OH
1-プロパノールCH3CH2CH2OH
エチレングリコールHOCH2CH2OH
グリセリンHOCH2CH(OH)CH2OH

等たくさんの種類があります。

お酒に入っているのはこの中のエタノールというアルコールです。

実は多くのアルコール類は毒性があり、エタノールもその1つです。

ただしエタノールの毒性は低いので少し飲んだくらいでは平気です。

しかしメタノールやエチレングリコールには強い毒性があり、少量でも飲むと失明したり中毒になったりします。

一方毒性のとても低いアルコールもあります。

例えばグリセリンは普段食べる脂肪が体内で分解されると生じますが、油物をいっぱい食べても二日酔いにはなりません。

化粧品や食品に添加しても平気です。

また1-プロパノールも毒性が低く、食品に添加されたり香料として用いられます。

等等、アルコールにも色んな種類があるので「昨晩はアルコールを飲みすぎた」と言う人が多いですが、化学的に「昨晩はエタノールを摂取しすぎた」というべきでしょう。

また、毒性の高い低いという言い方がありますが、"無毒"な食塩だってバケツ一杯食べれば死ぬだろうから、
酒にしても他のものにしても摂りすぎは厳禁。

よく「天然素材で無害!」とか「美容と健康にコレ!」みたいな商品がありますが、ホントに安全でしょうか?

っと言うように疑う必要があります。

化学を学ぶと言うことは身の回りのことを疑うことである(と先生が言ってた!)
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