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一般向け/高校生向け楽しい化け学
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あぁ、もうこんな時間、塾へバイトに行かないと・・・

筆者は二つの塾を掛け持ってますが、どちらの塾も中学生の私立高校入試は全員合格でした!

めでたいめでたい。

まあ、実は私立高校の入試はあまり大きな声では言えない裏システムがあるから、本人の実力だけが合格を決めるのではないのが引っかかるが・・・

ま、あんまり気にしないでおきましょう。


あまり時間がないのでさらっと更新します。

先日チラッと出てきたフェノバルビタールという分子、コイツを紹介しておきましょう。


今日の分子 No.42 フェノバルビタール C12H12N2O3


Jmolで描画


高校では出てこないマニアックな薬の分子。

「バルビツール系薬剤」とか「非バルビツール酸系」、「バルビツール酸誘導体」等の言葉はもしかしたら日常生活の中でも聞いたことがあるかもしれない。

フェノバルビタールはバルビツール酸の誘導体である。

不眠症や"てんかん"の治療薬らしい。

ようするに鎮静・麻酔剤。

バルビツール酸の誘導体や、その他似たような非バルビツール酸系の物質は中枢神経に働く麻酔薬である。


医薬品はさまざまな役立つ分子の中でもその恩恵がわかりやすい物質である。

が、医薬品にも色々「裏」があるようで、筆者の父親曰く

フェノバルビタールは「あんまり良くない」

らしい。

が、医薬品が専門でない筆者にはよくわからない。

ちなみに筆者の父親は薬屋である。


◎ 参考

・ 筆者の大学の先生の有難い講義
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旅先から帰還しました。

双子パンダ見に白浜のアドベンチャーワールド行ってました。

想像以上にかわいかったです。

後、白熊は実は肌は黒くて毛が半透明ということを知りました。


白熊 2011/2/12筆者撮影(アドベンチャーワールド)

これが寒い北極で体温を得る知恵なのです。


物質の色とは、その物質が吸収する光の補色になります。

というのも、白色光は赤・青・緑の光の三原色が足し算されたものですが、 そこから物質による吸収によって赤色が欠損したとすると、跳ね返ってくる光は青+緑=青緑になります。

逆に言えば青緑色の物質は赤色の光を吸収します。


黒色は赤・青・緑をすべて吸収してしまう色といえます。

光はエネルギーを持つので、物質は吸収するとエネルギーを得て主に熱として発散します。

黒色は可視光の全ての波長を吸収できるので太陽の光を効率よく熱に変換できます。

だから白熊は黒色の肌で、かつ体毛は光を透過する半透明が都合がよいのです。


昨日、Jerryさん著の「梅酒の話」を掲載しました!!

初の筆者(ケミス)以外の方の文章です。

梅酒を造るときの浸透圧の話です。

この文書をJerrryさんに送ってもらったとき、筆者はちょうど梅酒を飲んでいたという偶然。

んで、図を作って掲載。

3Dの梅酒のイメージ図なんてそれ自体ほとんど意味ないけど。
(こーゆー図を書くのはただの筆者の趣味)



「梅酒の話」の梅酒のイメージ図


でも、そんな絵があったほうがページが若干見栄え良くなって、明るくなると思いませんか?

このサイトは明るいイメージでありたいと思います。

どうしてもお勉強サイトは暗くなりがちですから・・・・

あ、ちなみに下のブログ記事でも紹介しましたがJerryさんは筆者の学科の友達です。


ヤベ、現在午前2:30。

朝早いのに・・・

ちょっと和歌山に旅立ってきます。

赤ちゃんパンダが赤ちゃんであるうちに見てきます。


Jerryです。
Chemisさんの要望にこたえて、梅酒と浸透圧のお話。

まずは浸透圧について。
濃度の違う2つの液体を薄い膜をはさんでとなり合わせると、この膜を通り抜けられる小さな分子が左右の液体の濃度が同じになるように移動します。
この移動を防ぐために必要な圧力がその液体の浸透圧と呼ばれます。
ちなみに、ここでの濃度は溶けている全ての物質の濃度の合計です。

――要するに、 左右の液体の濃度が同じになる のです。
それだけでこの話には十分です。

さて、では梅酒の話に参りましょう。

梅酒は
1、梅にエタノールをしみ込ませる。
2、梅からエタノールを吸い出す。(この時に果物のエキスも一緒に吸い出される。)
という二段階の操作で作ります。

この2つは両方とも浸透圧を使って行います。
1、梅をお酒に入れる。(お酒が濃いエタノール水溶液)
⇒ お酒の中のエタノールが浸透圧によって梅にしみ込む。
2、お酒に砂糖を加える。(お酒が濃い砂糖の溶液)
⇒ 浸透圧によって梅からエタノールがしみ出してくる。



エタノールが梅にしみこみ、砂糖を入れると濃度を緩和すべく
梅からエタノールと梅の成分が出てくる。(ケミス作成)


さて、梅酒の作り方をみてみましょう。
下ごしらえした梅を氷砂糖と焼酎と一緒にビンに入れて、寝かせる。
以上です。
ビンの中に一度に材料を全部入れてしまいます。
これでなぜ上のように二段階の操作ができるのでしょうか。

ポイントは氷砂糖を使うところです。

氷砂糖は溶けるのに時間がかかります。
エタノールが梅にしみ込んだころにお酒の中の砂糖の濃度が上がり、梅からエタノールが
しみだしてくる、というわけで二段階の操作がひと手間でできるのです。



氷砂糖は時間差で溶け出すため途中で砂糖を入れなくていい。(ケミス作成)



やっとテストが終わりました。

成績発表は3月3日、ひな祭りです。


ちなみに今日はバイト先の塾の生徒たちの私学の高校入試でした。

時期ですねぇ・・・

国公立大学前期入試は25日くらいでしたっけ。

後少しですねぇ・・・


ところで、筆者の学科の友達がこのサイトへコラムを投稿してくれるらしいです!!

彼のコードネームは「Jerry」。

昼飯食べてるとひたすら今食べてるおにぎりの食品添加物の種類やらモル数やらを語る男です。

たぶん梅酒を造るための浸透圧の話やら何やらをしてくれるのでご期待あれ。
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Twitter @Chemis_twit (管理人)
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