一般向け/高校生向け楽しい化け学
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二日前、フェノール樹脂の一種のレゾール樹脂を作りました。

フェノール樹脂は三次元網目構造を持つ高分子で、代表的な熱硬化性樹脂。

ホルムアルデヒドとフェノールを酸性条件下で重合させるとノボラック樹脂が、アルカリ性条件下で重合させるとレゾールが得られます。

レゾールはそのままではドロドロの粘性液ですが、加熱したり酸で処理すると硬化します。


酸処理したレゾール樹脂 2011/4/19筆者撮影


今回は

・ホルムアルデヒド水溶液と、加熱して溶融したフェノール(フェノールは常温で固体)を試験管に入れ混合し、アンモニア水でアルカリ性にする。

・試験管ごと湯で煮詰めること1時間。

・試験管の底にドロドロのレゾールが沈殿し生成。

・要らない上澄み液を捨て、酢酸を加えて加熱しながらよく混合する。

・試験管ごと湯で煮詰めること2時間。

・試験管の底に硬化した樹脂が得られるので、試験管を叩き割って取り出す。

という手順で合成。

写真の樹脂が弾丸型なのは試験管の底の型だからです。


今回作ってみるとビミョーに失敗作。

というのも、量が少な目で、かつ硬さがイマイチ。

冷ますとそれなりに硬いプラスチックになったが、まだ熱い内に取り出したときはゴムみたいにブヨブヨであった。

先生曰く「なんじゃこりゃー!綺麗で透明度はすばらしい。でもやわらかすぎ!」と。


原因はアンモニア水がうまく混ざらないまま加熱してたから、混ざった頃にはアンモニアが飛んでアルカリ性がしょぼくなっていたからかなとか考察。

酢酸が入っているためか、作ったレゾール樹脂はマヨネーズ(ないしは絵の具)みたいな匂いがします。

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