一般向け/高校生向け楽しい化け学
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2013年、明けましておめでとうございます!
さてさて、今年は巳年。
蛇と言えば、やはりベンゼンですよね!!
ベンゼンC6H6という物質を発見したのはファラデーですが、いわゆる亀甲構造を考案したのはケクレという化学者です。
彼は夢の中で蛇が自分の尾を咥えてグルグル回っているのを見て、ベンゼンの環状構造を思いついたと言います。
この蛇の逸話は、本当は彼のユーモアで後付けされたという説もありますが、どちらにせよなかなか面白い話です。
・・・ということで今年はベンゼン年です。
今年もよろしくお願い致します。
新年のご挨拶まで。
Chemis.
ちなみに、高校の教科書にも載っているケクレは、フルネームが
「フリードリヒ・アウグスト・ケクレ・フォン・シュトラードニッツ」
というドイツ人化学者です。
(実は以前にも紹介しているのですが。)
他にも、炭素の原子価が4であることを発見したり、二重結合の概念を作ったり、彼の功績はすごい。
リービッヒ(冷却管)の弟子で、ウィリアムソン(エーテル合成法)の友達。
デュマ(分子量測定法)の元に留学しに行ったり、ブンゼン(バーナー)の部下になったり。
弟子にバイヤー(フェノールフタレイン)がいる。
なかなか世界が狭くて面白い。
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