一般向け/高校生向け楽しい化け学
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日本人がノーベル化学賞に選ばれましたね!!
パラジウム触媒の功績ですが、筆者もまだあんまり情報を仕入れてないので今後のニュースに期待。
さて、昨日に引き続き電磁波と身の回りの化学の話をします。
赤外線という電磁波を当てると O-H 結合の振動は活発化しました。
ではマイクロ波という電磁波を水 H2O に当ててみるとどうでしょうか。
今度は結合の伸縮運動ではなく、分子の回転を活発化します。
マイクロ波で回転する水分子 |
この場合も分子の運動が活発化しているので温度が上がります。
マイクロ波の持つ振動数が水分子を回転させるのにちょうどよいのです。
この現象を応用したのが電子レンジ。
電子レンジは英語で言うと"マイクロウェーブ"。
その名の通りマイクロ波を中にセットした食品に当てる機械です。
その食品に含まれる水にマイクロ波が当たると熱運動が活発化されるので温められるという原理です。
ちなみに分子やその構造によって、どんな波長の電磁波を当てるとどんな運動(回転・振動)が活発化されるかは異なります。
何故かというと、量子化学的に考えるとエネルギーは飛び飛びの値しか取らないから・・・っとなるのですが、多少難解なので今回は割愛。
ちなみにラジオ波では原子核に、紫外線では電子に影響を与え、様々な現象やそれを応用した装置等が研究・開発されています。
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