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一般向け/高校生向け楽しい化け学
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昨日 リンスインシャンプーの化学 をアップしました。

日ごろ使っているシャンプーやリンスですが原理を知っている人は少ないと思います。

リンスインシャンプーなんかは実は結構面白い化学的現象を組み合わせてるんで、ぜひぜひ読んでみてください。

で、それに出てきた分子をちょっと紹介します。


「今日の分子」No.11、ラウリン酸ナトリウム C11H23COONa


Jmolで描画


名前を正しく言うとドデカン酸ナトリウム。

ラウリン酸やステアリン酸等、長いアルキル基にカルボキシル基(-COOH)が付いたカルボン酸を脂肪酸といいます。

これらの脂肪酸とグリセリンとのエステル(酸とアルコールが脱水縮合したもの)は動植物の油脂に含まれるため、脂肪酸と呼ばれるのです。

脂肪酸とグリセリンのエステルに水酸化ナトリウム等を加えると加水分解して脂肪酸ナトリウムとグリセリンになります。

またこの反応を"けん化"といい、"けん"はセッケンの"けん"です。

要するにセッケンになるという意味で、ラウリン酸ナトリウムもセッケンに使われます。

なぜラウリン酸ナトリウムがセッケンとして機能するかは リンスインシャンプーの化学 を見てみてください。

ちなみにこのけん化反応やセッケンの原理は高校化学でも重要な単元なのでちゃんと理解すること。
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