一般向け/高校生向け楽しい化け学
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先日、筆者がバイトしている塾の塾生(高校2年生)が学年末テストであった。
そして塾生が筆者に問うた。
塾生「大学はテストの科目どのくらいあるのですか?」
筆者「う~ん・・・化学だけで週10科目くらい授業あるからなあ・・・」
塾生「え!?化学だけでそんなにあるんですか!?」
驚くかもしれないが、一口に化学と言ってもその中には無数の分野がある。
中学で「理科」と呼ばれていたものが高校で「物理」「化学」「生物」「地学」に分かれたのと同じように、
化学も大学になれば「有機化学」や「無機化学」と教科分けされる。
例えば学部の授業では次のような教科がある。
--有機/高分子化学系--
- 有機化学
- 有機化学演習
- 有機機能化学
- 有機金属化学
- 生物有機化学
- 高分子化学
- 高分子材料化学
- 生態高分子化学
- 構造解析
--無機/物理化学系--
- 無機化学
- 無機材料化学
- 物理化学
- 物理化学演習
- 量子化学
- 触媒化学
- 電気化学
- 分析化学
- 機器分析学
- 工業化学
- 化学工学
- 化学工学熱力学
- 環境科学
--その他--
- 情報・計算化学
- 化学外国語
- 学外実習
- 実験
さらに「有機化学I」や「無機化学II」等、「数I」「数II」みたいにレベル分けされている科目もあるので、教科としてはもっとある。
この他にも学部共通の「物性論」等、物理なのか化学なのかよくわからない科目もある。
もちろんこの他に物理もあるし、数学も英語もあるし、1年生なら一般教養、筆者みたいに教職免許取ろうとする人なら資格科目もあるし、科目数は多い。
しかしこれだけ科目分けされているということは非常に専門性が高いということである。
大学生になれば好きな科目がいくらでも深く勉強できるというのが素晴らしい。
ただ、授業のスピードは非常に速いので、自ら進んで予習復習しなければ一気に置いて行かれる。
場合によっては1コマ(一時間半)で教科書80ページくらい進むこともある。
大学の勉強し方は、「自ら進んで勉強する」ということが一番大切であり、そのための勉強の場だと思う。
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