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一般向け/高校生向け楽しい化け学
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昨日新たな化学グッズをゲットしました。

京都大学の売店で売っている周期表マグカップと周期表Tシャツです。


2011/3/21筆者撮影


前からずっと欲しかった。
(※筆者はただの化学ヲタクです。)

知り合いの京大院生様に買ってきて頂きました。

いや~筆者はそんなに頭が良くないので京大の門をくぐるなど許されざる行為ですからね。

某Sさんあざっす!


この周期表は少し変わったものです。

というのも、周期表の各コマが螺旋を巻いて周期を超えて繋がっているのです。

元素の性質の変化は連続変化するという考えからこのような形になっているそうです。

メンデレーエフが最初に周期表を考案した後、色々なグレードアップがなされてきました。

現在良く見る周期表は長周期表と呼ばれて、その見易さからよく使われていますが、他にも立体的な周期表などさまざまなものが考案されてます。
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先日注文していた甲種化学責任者の資格のテキストが届いた。

化学責任者の資格には甲・乙・丙の三段階あり、筆者は丙種化学責任者をすでに取得している。

丙種とかならまだ書店で参考書が売っているのだが、乙種や、ましてや甲種は難易度が高すぎて書店で売っていない。

だから高圧ガス保安協会の下請け販売所から講習テキストを直接購入。

買ったのは「高圧ガス保安技術」1)、「甲種化学・機械試験問題集」、「高圧ガス保安法令攻略のポイント」の三冊。

もちろんAmazonなんかじゃ買えません。

しめて12900円なり。

バイト代が右から左に流れていくぜ!!


喜び勇んでページをめくる。

すごい・・・全くわからない・・・

ぶっちゃけレベル高すぎです。

というのもこの試験、化学専攻の院卒の人が企業に就職してから受けるような試験で、難易度がヤバイ。

しかし物理化学としてはかなり良い内容なので、院試なんかとは結構かぶっているかもしれない。

一方、全く習ったことのない内容もちらほら。

爆発化学の範囲が面白い。

爆発のときのエネルギー保存の式をごちゃごちゃいじると、次式が求まる。


☆ 1)の本にはこんな感じの式が500ページほどに渡っていっぱい書いてます ☆

これの式から、vに対してpをプロットするとランキン-ウゴニオ曲線が得られるらしい。

なにその曲線・・・・全く知らないのだが・・・・

ちなみにまたエネルギー保存の式をごちゃごちゃいじると、爆速なんてのも求められるらしい。

なんだかとっても面白そうだ。

この本には色々な気体物質について用途や融点、沸点、毒性、その他物性がたくさん載っていて資料集としての価値も十分だ。
う~む、レポート作りにも役立ちそう。

なんてったって高圧ガス保安協会の出版物だから信頼性高いしね。


ちなみに試験にはこんな化学の他にも同じ様な難易度の材料力学・機械工学もある。

こっちがきついぞ・・・

もちろん法律もね・・・


イソプレンゴムについての特集のはずだったんだけど、ちょっと緊急で変更。

ついにこの本を買ってしまった・・・

出版年1951年、ちょうど60年前の本。

いわゆる古書、いままで手に入らなかった・・・

『化学者リービッヒ』田中実著(岩波新書)


『化学者リービッヒ』 2011/1/8筆者撮影


今まで探しても見つからなかったが、先日amazonで一冊だけ出品されているのを発見!!

大学や公共の図書館が連携した蔵書検索で検索しても、筆者の地域の近辺では某国立大学に一冊あるだけのようだった。

しかし今回たまたま発見、買っちゃた(笑)

超レアなのに3800円で手に入ったのはおいしい。

本の裏に定価280円って書いてたけどな!!(当時は物価も違うだろうが)


筆者は19世紀の化学者、リービッヒ教授が大好きである。

好きすぎて大学であだ名がリービッヒになってしまったほどだ。(恐れ多すぎてヤバイ)

リービッヒの子供時代がすばらしい。

学校(ギムナジウム)では常に学力は末席。

校長先生にじきじきにしかられたことも何度かあったらしい。

しかもクラス全員の前で。相当である。

そして先生は言う;「どんな大人になるつもりなんだ!」

少年リービッヒは即答する「化学者になる!!」

クラス・先生たちにどっと笑われる・・・

とても親近感のわく方だ。

そのうち筆者のリービッヒ研究をまとめてアップしようと思う。


で、昨日はまた自作の演習問題にミスがあったという報告を受け、修正しました。

もうね、連続しまくってて謝罪の言葉が出ないです・・・


◎ 参考


年始だろうがなんだろうが筆者は日常を生きています。

今日は午前中から塾にバイトに行って、コンビニで振込みをして、駅前の駐輪所代払って・・・

ベンズアルデヒドの変換考えて、トリクロロ酢酸の製法考えて・・・・

そして19世紀の大化学者Liebig博士の書いた本の日本語訳版を眺める。

全くをもって普通の人と同じ生活。

そして凡人な筆者の身の回りには化学のグッズがあふれている。

例えばストラップ。

ケータイ、DSi、自転車の鍵、筆箱にも愛すべき仲間たちが・・・


分子ストラップ 2011/1/4 筆者撮影
ちなみにケータイの待ち受けはドデカヘドランC20H20


え?変だって?

昨日も塾生に言われた。

自分の部屋の壁に周期表が二枚貼ってるヤツくらいいっぱいいるだろうに・・・

え?やっぱり変?

化学のグッズ集めは趣味です。

今はこのシリーズのストラップがほしい・・・



実験器具は見た目も美しいから良いですよね。

本物もいくつか持ってます。

↑のブログトップの写真がMy実験器具です。


一昨日のブログで紹介した『世界で一番美しい元素図鑑』買いました!!

美しい・・・本当にすばらしい・・・



オールカラー!

そしてキラキラ!

黒バックに金属の写真というのが多いのですが、それが本当に美しい。

原子量やスペクトル・用途に加え、著者の体験や豆知識などが盛りだくさん。

あと著者が天才というか、ちょっと変な人(と言ったら失礼であるが・・・)で、やたらと元素なギャグやオタクっぷりもたくさん書いています。

大学の友人と半日読んで遊んでました。

本当に面白いし勉強になります。

バイト先の塾の塾長とも読んで遊んでたんですが、塾長殿も大変気に入られたようです。

なんてったって著者の元素への愛着、愛でっぷりがホントにスゴイ。

著者はイグノーベル賞(面白研究賞的な)受賞者であり、本当に面白い方です。

ぜひぜひ自分の目で読んでみてください。

想像以上の美しさと面白さに出会えます。
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